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学習院高等科
​総合 博物館を知ろう

長い歴史を持つ学習院。
​そこに眠る十二の資料にはそれぞれの物語がありました。

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​ごあいさつ

 「博物館を知ろう」は、学習院高等科2年生を対象とした「総合的な探究の時間」において開講される授業の一つです.。

博物館に関心を持つ学生諸君が本講座を選択し、毎年、高等科および学習院大学史料館が所蔵する学習院ゆかりの歴史資料に触れながら、

博物館の役割について多角的に学ぶための実践的取り組みを進めています。

 2024年度は、高等科に「眠る」様々な資料を素材とし、受講生12名がそれぞれ関心を持った対象について調査を進めました。調査対象に選ばれた資料は、旧制学習院で使用された教材・道具類のほか、旧医務室棟や学習院八幡平松尾校舎をしのぶ部材など、多岐にわたります。由来や用途が判然としない資料も多くあり、一見したところでは、得体のしれない古いモノでしかありません。しかし、調査を重ねるうちに、それぞれの対象にまつわる情報が「物語」として付加され、博物館資料としての存在意義を認識するに至りました。

 こうした取り組みを経て、その集大成として、ここに『眠ル十二ノ物語 art of gakushuin』と題したWEBミュージアムを公開します。受講生たちは個別の調査活動と並行して、図録編集班、表紙デザイン班、WEBミュージアム作成班の3グループに分かれての共同作業を重ねてきました。“デジタル・ネイティブ”な受講生が情報収集力や発想力を駆使し、各人の得意分野を活かしながら、完成に辿りついたものです。高等科生の瑞々しい感性に触れ、成長の瞬間に立ち会うことができたのは、担当教員としてこの上無い喜びでした。

 ささやかなものですが、2年間の活動の成果として、ぜひ多くの方々にご覧いただけましたら幸いです。

 最後となりますが、ご助言・ご協力を賜った学習院アーカイブズ、学習院大学学生センター学生課をはじめ、ご支援くださった皆様に感謝を申し上げます。

 2025年1月24日

学習院高等科教諭    會田 康範

学習院大学史料館助教  越坂 裕太

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​プロジェクト

​資料
 

Webミュージアム班

​ 江藤翼、小林樹生、山本眞士、市川悠斗

​図録編集班

 遠山泰平、藤木遥都、吉田悠隼、細川泰弘

表紙作成班

 奥英太、乕溪有有、野村仁毅、上妻誠和

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